2月28日 セントレア→成田→シカゴ→マイアミ→ボゴタと何度も乗り換え丸1日掛けコロンビアに到着。ボゴタは標高2600mの高地でブラジル・サンパウロに次ぐ南米第二の都市。きれいに整備された美しい町です。気候は昼は半そでOK、朝晩は上着があれば丁度良い感じです。訪れた3月は湿度も少なく清清しく気持ち良く過ごせました。心配された治安も問題ない様に感じます。危険を感じる町というものがありますが、そうゆう感じはなく、一人のんびりと散策ができ日本での悪いイメージは嘘のようです。いいところです。今回は3泊でグアテマラへ移動なので、もう少しゆっくりと見てみたいです。
翌早朝から当店でお馴染みのコロンビア・ティピカ・アンデスコンドルの村へ出発。都会のボゴタから1時間ぐらい移動するとそこはもう山岳地帯、南北にのびる大アンデス山脈の一部にいると言うことがわかります。
道路の真ん中で昼寝する犬のどかです。
車で数時間移動後ボカヤ県の小さな村へ到着。村周辺の100以上の小農家のコーヒーがアンデスコンドルになります。この地域はティピカ種にこだわって栽培されています。ティピカ種は病害虫に弱く、収穫率が低いことから生産性の高い他品種に移行され今では希少価値のあるものになりつつあります。また、コーヒーの種をとる工程の発酵工程でも昔ながらのコロンビアの伝統的な方法を用いています。一般的には果肉を除去した後、水に浸け発酵させ水荒いをするのですが、チェリーに残った水分だけで発酵させます。これによりコーヒーのうまみを損なうことのないコーヒーになり、香りや甘みがきわだちます。こういった手間の掛かる作業は小農園だからこそ出来る事だとおもいます。丁寧に手摘みされ、精製された豆が地球の裏側の山奥からやって来る!凄いことです、コーヒー豆がいとおしく感じます。
翌日、当店で使用するコロンビア・ティピカを決める作業をしてきました。
カッピングは神経を使います。標高2600mや水の差で日本でカップするのと違いが出てきます。日本での味をイメージするのが難しい作業ですが、コロンビアの鑑定士や同行した先輩方の協力でなかなか良い豆が選定できました。今度のコロンビア・ティピカもいい豆ですよ。ご期待下さい。
午後はボゴタ近郊のSasaima村Mokka農園を見学。コロンビアではめずらしいmokka種やゲイシャ種を栽培している所です。
翌朝5時おきでグアテマラへ移動です。あっと言う間のコロンビアでした。